
図 人間の目の構造
白内障の症状で思い浮かぶ特長として、なにがあげられるでしょうか。
「白内障」というワードで検索してみると、名称の通り、目が白く濁ってしまうことなどと表現されていると
思います。
上の図を使用して説明させて頂きます。
白内障は目の網膜に像を映しだすという、モノを見るにあたって重要な役割を担っております。
この「水晶体」が酸化により白く濁ってしまう症状が「白内障」といわれております。
どうして白内障にかかってしまうのでしょうか。
その原因は、天然の酸化防止剤・カルノシンの不足があげられます。
もともと人間の細胞内にはカルノシンという複合アミノ酸を作る機能が備わっており、このカルノシンが諸器官の酸化を抑制する役割をはたしています。
ところが加齢とともにこの機能が弱まってしまい、水晶体の酸化が進み、白内障へと進んでいくわけです。
白内障の原因については様々な理由が考えられております。
まず、最も主要といわれているいわれているのが加齢により白内障があげられます。
加齢による白内障に関しましては、程度の差はあるかもしれませんが、発症してしてしまう方が多くいらっしゃると思います。
他には、糖尿病からくるもの、遺伝による先天性のものなどがあげられるでしょうか。
白内障にかかってしまうと、目がかすんで見えにくくなってしまったり、日光や街灯の明かりがまぶしく感じて、場合によってはサングラスなどの着用が必要になってくるようです。
因みに、この白内障ですが、人間だけでなく犬も発症する場合もあります。
人間と犬の目の構造は類似している点も多く、人が白内障になってしまう理由が同様に当てはまるのではないかと
思います。ただし、人と違って白内障を発見するのは難しいかもしれません。但し、壁にぶつかってしまったり、物音に敏感になってしまったりと、判断材料がないわけではないので、高齢の犬に対しては、飼い主さんの注意が必要になってきますよね。
白内障向けの点眼薬
現在、白内障に向けて流通している目薬として、ピレノキシン系製剤の目薬があげられています。
但し、認知の方も多くいらっしゃると思いますが、こちらはあくまで症状の進行を遅らせる程度といわれています。
その中で、「クララスティル」という点眼薬はご存知でしょうか
こちらは、Nアセチルカルノシンという成分が含まれており、白内障の原因とされている、酸化を防止する可能性があるといわれております。
この成分は作用することによって酸化の影響による水晶体の白濁が解消される可能性があるといわれております。
しかし、注意点としては、効果が必ず現れるというわけではないですので、しっかりと検討し、納得した上で
判断頂ければと思います。